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どうなる? 国内の総合電機メーカー

 

最近、家電メーカー界隈が大変なことになっていますよね。

外資の傘下になったり、経営が危ないとか。

私は日本製に少し安心感を覚えてしまう、典型的日本人思考なので国内メーカーには頑

張って欲しいと思っているんですが、先日とうとうこんなニュースが流れました。

 

東芝、白物の自社生産に幕 総合電機の看板下ろす | 日本海新聞 Net Nihonkai

 

この記事によりますと、東芝白物家電部門を扱ってきた東芝ライフスタイル社を美的集団に譲ったということになりますね。

これで総合電機メーカーではなくなったということですね。

今回は総合電機メーカーについて書いていこうかと思います。

一気に書くと疲れるから、前後編みたいな感じで書けたらいいね(え

就活生のデータにでもしてもらえばと思います(大丈夫かな

 

総合電機メーカーって?

炊飯器や掃除機など、生活家電を白物家電といいます。

で、テレビやレコーダー、カメラなどの映像機器を黒物家電といいます。

この2つを合わせて家電というんですね。

で、家電とは別にもう一つジャンルがありまして、発電所とか変圧器などの大型設備を重電といいます。

総合電機メーカーとは、白物や黒物だけじゃなく、色々な電機を製造しているメーカーですが、国内では家電と重電の2つを併せ持つ会社ということで良いと思います。

例えば、SONY黒物家電を扱っていますが、重電を扱っていませんので総合電機ではないんですね。

となると、意外と総合電機は少ないんですよ。

 

国内総合電機メーカー

日立製作所

三菱電機

 

とうとう東芝が脱落してしまい、国内の総合電機メーカーは2社となりました。

頑張って欲しいもんですね。

それぞれ特徴が違っているので面白いですよ。

ちなみに、 パナソニックやシャープ(外資:ホンハイ傘下)は総合家電メーカー(白物+黒物)です。

日立製作所

平成28年度3月期決算短信(連結)より

売上:約10兆340億円   ←全体での売上

営業利益:約6349億円 ←本業の成績

営業利益率:6.32%    ←業務の効率の良さ

 

平均年収(社員平均年齢:41.2歳):868万円

 

すごい売り上げですね。

さすが、総合電機といったところでしょうか。

規模が違う。

ちなみに、年収もお高いですね。

羨ましい限りです。 

 

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平成28年3月期決算短信から円グラフを作りました。

ちょっと数値が見難いですが、これを見ていただくと、情報通信、社会産業システム、高機能材料で約半分を稼いでますね。

日立といえばITに強いイメージがありますが、マイナンバーのシステムも確か日立が噛んでたはずです。

昔からITに信頼があるんでしょうね。

社会産業システムは鉄道車両・運行管理システムやエレベーターなどです。

やっぱ単価が大きいものは売上が大きいですね。

高機能材料は、半導体や電線、ディスプレイの材料などです。

このセグメントの売上貢献度の高さは日立ならではですかね。

研究が上手くいっていないとこうした新材料とかは作れません。

 

2018中期経営計画を見る限り、今後はより一層のIoTの推進、デジタル化によって社会インフラを牛耳っていこうと考えているみたいです。

まあ、できれば大きいですよね。

大型案件は額も出かければ利益率もでかいでしょうし。

 

三菱電機

平成28年度3月期決算(連結)より

売上:約4兆3943億円   ←全体での売上

営業利益:約3011億円 ←本業の成績

営業利益率:6.85%    ←業務の効率の良さ

 

平均年収(社員平均年齢:40.2歳):798万円

 

日立製作所の売上の半分以下ですね。

意外としょぼいのかと思いがちですが、営業利益率が高いですね。

効率の良い経営をしているということになります。

年収は日立製作所に差を空けられていますね。

でも、平均年齢も一年若いです。まあ、一年で70万は上がらないでしょうけどw

日立製作所より低いとはいっても、一般的な年収よりも随分高いと思いますね。

 

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三菱電機は情報通信システムの比重はそこまで高くないようです。

ここの情報通信はITソリューションもありますが、宇宙システム、防衛システムがメインみたいです。

確かに人工衛星はここの強みですね、三菱重工業がロケット作ってますからグループで技術の交渉もできますね。

この会社は産業メカトロと重電システム、家庭電気でおよそ7割の売上となっています。

産業メカトロニクスはFA(Factory Automation)、工場の作業ロボットと自動車機器ですね。

中国でスマホの生産が忙しくなっていた時に高い売上を記録していた覚えがあります。

自動車機器のスターターは確か世界シェア一位とか。

重電システムには、電力システム(発電設備)や交通システム、エレベータが入っています。

家庭電気はエアコンや冷蔵庫がメインですね。

三菱電機ってあまり家電を作っているイメージがないですが、霧ヶ峰って聞けばCMを思い出す方も多いかもしれません。

でも、ここには業務用エアコンの売上がかなり貢献して、この値になっているみたいですw

[家庭]とは一体なんなのか;

 

経営計画を拝見した感じですと、それぞれのセグメント別に目標が細かく設定されていますね。

細かいので、各セグメントで働いている人は大変でしょうねw

2020年に向けて、売上5兆円、営業利益8%目指すぞ!

お前らの部門はこんだけやれよ!って感じでしょうからねw

まあ、それでもこの目標は難しそうです。

 

とりあえず、今日はここまでにしますか。

では、また!